わたしは誰でしょう?

以前に日本での公開イベントにパネリストの一人として参加したときのこと。

そのイベントの冒頭で、イベントの発起人、わたし、そしてわたしの夫を含む5人のパネリストが紹介された。

まずは発起人による簡単な自己紹介、その後も引き続き発起人がそれぞれのパネリストの活動分野などを手短に紹介するという流れ。例えば「〇〇さんは以前から日本でこういう活動をずっと続けてこられた人です」とか「△△さんはこういう分野で、こういうことを目指した仕事をされている人です」など。短いながらも、一体どうしてここに並ぶ人たちがパネリストなのか、彼らの何がイベントの趣旨と結びついているのかが分かるような紹介。

で、わたしの紹介はこの一言。
「由香さんは、今日のパネリストの一人でもある××さんの奥さんです」

・・・

あれ?
それがわたしという人間?
わたしは「誰かの何か」なんだろうか?
わたしの夫は「××さんは、由香さんの夫です」とは紹介されなかった。

なんかこれってヘンじゃない? さて、わたしは一体、誰でしょう…?