3月11日に思う事

昨日「飯館村」というドキュメンタリー映画をみた。
失われてゆくコミュニティ・唄・伝統行事の様子に、胸がつまる思いだった。
失われたものの大きさに、ただただ呆然とさせられた。

翌日のYahooニュースでは「福島HAPPY」というビデオが取り上げられていた。
福島でだって私たちはこんなに幸せに住んでいるんだと知らせたくて作った、と制作者へのインタビュー記事には書かれていた。

対照的な二つの映像。
でもどちらも真実の一面を写しているのだと思う。

この二つの映像から感じられたのは、いろんな意味で「もういい加減にして欲しい!」という気持ち。それがどこへ向けられたものであるにせよ、こういう気持ちは福島の人たちのなかにはより一層強くあるだろうと思う。

3・11がどれほど大きな意味を持っているのか…
4年経った今でも、まだまだ途方も無く大きく、掴みきれないほど多くの複雑な問題が山積みのままとなっている。

それでも絶対に目をそらすまい、とあらためて自分に誓う。
目をそらしても、私たちがおかした間違った選択の結果や未来への危険と責任は消えないのだと。

その思いを口にする機会をジョアンナ・メイシーにいただいた。
まだ言葉にもならない思い。 何をどんなふうに伝えようか…